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●PARANのRyanがオトコのNo.3くらいで出演…の役得でOSTにPARAN収録なのか、逆なのかは不明だが、歌モノは3曲(ピョルの同曲2バージョン含む)どまり。ドラマ的には放映後1年〜1年半してから次々とソン・テヨンが出ていた作品として、およびBIGBANGのT.O.Pの初本格ドラマ出演作→イ・ミノ(『花より男子』)→パク・ミニョン(『自鳴鼓』)とそれぞれ段階的に再評価(?)された作品で、制作サイドの先見の明が伺われるとともに、邦題も『セム』になってしまったのは、商標の関係なのか微妙なところであるが、従軍前のヤン・ドングン作品として記憶にとどめていただきたいものである。なお、T.O.P、Ryanとも番組の公式ページでは韓国名になっているので、メイン表示はそれに従っておく。
●本作から約4年後、2011年の『私は歌手だ』でも本作の先見の明が再確認されることとなっている。OSTには収録されていないが、チャン先生(ヤン・ドングン)が劇中で歌う「ヨロブン」(歌詞的には「あなたは私の永遠の兄弟」)がイム・ジェボムによってカバーされてしまったため。当時の事実関係としては数か月後にヤン・ドングン自身がHipHopアレンジでカバー(歌詞も一部改作)しており、ドラマ中でのキム・ジャンフン唱法とはかけ離れた完成度を示しているが、当時はそれほどまでには顧みらなかった。実はこの曲はユン・ボッキの実兄ユン・ハンギ牧師作詞作曲のクリスチャン・ソング(…。)なのであった。劇中の後日譚では神父(…のイメージなのだが、この文脈では牧師=プロテスタント系に就職したのかもしれない)となる班長(級長)がプロテスト・ソング(…。)としてチャン先生の愛唱曲を口ずさむ…という構図は、この曲の出自を知ることなくしては、しっくりこないものがあるかもしれない。ちなみに原詩では「ノ、ナ」(オレ、オメエ)の関係なはずなのだが、その片方は“主”であるので(目線の高さからいって、おそらくナが神?)いきおいべらんめぇ調の訳にはできない感じである。
●『私は歌手だ』でのイム・ジェボムのアレンジもクワイア採用だったりと教会寄り(もっともゴシックというナゾをキーワードをキーとすればロックと教会様式とは無縁なものではないわけだが)なのが、日本人にとってはナゾなところがあったわけだが、本来この曲はCCMの範疇に近いことと同時にユン・ボッキ自身がこれをかなりメタル・ロックなアレンジで歌ったりしていることなどから、イム・ジェボムがこの曲を選択すること自体は不自然ではない…ということになりそうである。このへんの機微は番組の曲選択の場面で今後明かされることになるであろう。
《曲目紹介》
01. 僕だけ、僕だけ - PARAN 3:01
02. Love you (Orchestration mix) - ピョル 4:01
03. I do - Genie 3:16
04. Love you - ピョル 4:07
05. 僕だけ、僕だけ (Instrument) 2:57
06. 気分のいい一日 (軽音楽) 2:13
07. 愛、心の病気 (軽音楽) 1:21
08. Fever (軽音楽) 1:36
09. かけっこ (軽音楽) 1:13
10. 子供 (軽音楽) 0:51
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《曲目紹介》(ハングル[読み])
01. ナマン・ナマン - PARAN 3:01
02. Love you (Orchestration mix) - ピョル 4:01
03. I do - Genie 3:16
04. Love you - ピョル 4:07
05. ナマン・ナマン (Instrument) 2:57
06. キブン・チョウン・ハル (軽音楽) 2:13
07. サラン, マウメ・ピョン (軽音楽) 1:21
08. Fever (軽音楽) 1:36
09. タルリギ (軽音楽) 1:13
10. アイ (軽音楽) 0:51