《参考》
本作には伝統楽器も参加しているが、それがなぜか中国楽器の二胡(erhu)と笛子(dizi)
(ヘグムとソグムではなく)。シン・ミナがかわいく歌う[03]ではこの横笛=笛子がイントロ
等で活躍(ちなみに別人のピリ[韓国伝統管楽器]の参加もこのトラックはあり)。
つづく[04]では二胡とともにメイン楽器に…。とはいえ全体の弦楽器は
Czech National Symphony Orch. (CNSO)によるもので、かなり本格的なオーケス
トレーションのため、高レベルの国籍不明クラシカル・ミュージックとなっている
のは、ドラマの時代を厳密には特定できない本作のファンタジー性と妙に相通じるところが
ある(弦だけでなく管も入っている。なお、これらの各曲のコンポーザーは
ダイレクトにクレジットされていないが、全体の音楽監督でもあるキム・ヒョンジョン、
ピアノも担当しているアン・ソヨンらがそれぞれ担当しているもようである)。
ユン・ドヒョンはもちろんロック曲だが、FT的なアイドル風味を取り入れており、
ある意味新境地かも。[08][09][10]は歌のそれぞれインスト・トラックなので、
チェコの弦が楽しめるは[04]-[07]の4曲ということになる。
※CNSOは1993年創立と新しいオケだが、初代常任は故ズデニェク・コシュラーだった。