《内容紹介》
2008年、軍入隊前の前作から5年ぶりのイ・ギチャン11集は、
ビッグバンド・ジャズによるリメイク・アルバム。
演奏しているのはHolland All Star Band (ビッグバンド: オランダ)、
Czech National Symphony Orchestra (ストリングス: チェコ)などヨーロッパの
ミュージシャン達。彼の歌声がより甘く、より深く響いてくる12曲です。
《曲目紹介》
01. 黒猫ネロ(黒猫のタンゴ)(原曲アーティスト:Turbo)
02. 別れの果てはどこですか(原曲歌手:ヤン・スギョン)
03. その時 その人(原曲:シム・スボン)
04. You call it Love(原曲歌手:Karoline Krüger)→ソフィー・マルソー主演「スチューデント」主題歌
05. あなたはまた僕のもとに(原曲歌手:ピョン・ジンソプ)
06. 第一印象(原曲歌手:キム・ゴンモ)
07. ピエロは私たちを見て笑っている(原曲歌手:キム・ワンソン)
08. Prelude (Interlude)
09. あなたは幸福に生きるはずなのに(原曲歌手:LEEDS)
10. 愛はガラスのようなもの(原曲歌手:ウォン・ジュニ)
11. 悲しがる前に(原曲アーティスト:COOL)
12. Just the way you are(原曲:ビリー・ジョエル)
13. 別れの陰(原曲:ユンサン)
《参考》
洋楽も折り込んで、曲ごとにアプローチは異なり、ジャズ・アレンジといいつつ
ほぼスキャットしてくれる場面はないものの、中でもおすすめは[07][09][13]。
[09])は女性歌手LEEDSのカヴァーであるが、実は彼女がすでにカバーしている
[10][13]が本作選曲と被っているため、LEEDSファンには無条件スイセン。
[07]はかなり自在なタイム感を駆使(がハズしはありません)、ギチャンの秘められた
ブラック・フィーリングを垣間見せてくれる([06]ではなくこっちで存分に披露)。
そして20秒ほどの[08]を挟んだ問題の[09]は自身往年の名曲(2001年)「もう一度
愛は行き」とも通底する、場面ごとに異なる抑制感の使い分けが素敵
([09]も2002年の曲なので、時代の空気かもしれないが)。
ラストの[13]はピアノ・イントロをフルートに置き換えた時点で、今回のビッグ
バンド編成の元が取れたような気になってしまうバリューのアレンジ。
ジャズ度は実際には高くないので、ゴージャズ企画盤というよりも原曲を
ニュー・スタイルを聴きたい方や元々ギチャン節に馴染んでいる方にとって、
2013年のフル・アルバムとして十分に楽しめる作品となっている感じである。
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《カナ(ハングル読み)》
01. コムン・コヤンイ・ネロ
02. イビョレ・クチュン・オディンガヨ
03. クッテ・クサラム
04. You call it Love
05. クデ・ネゲ・ダシ
06. チョディンサン
07. ピエロヌン・ウリルボゴ・ウッチ
08. Prelude(Interlude)
09. クデン・ヘンボゲ・サルテンデ
10. サランウン・ユリガットゥン・ゴッ
11. スルッポジリョハギ・ジョネ
12. Just the way you are
13. イビョレ・クヌル