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●リードvo=イ・ドンホを囲む2guitar編成の5人組のデビュー盤。ギターのうち1本はアコースティックで、Black SyndromeからTOY BOXに至る交流関係にも関わらず、メタル寄りではなくかなり「素朴な質感を重視したオルタナ」のセンに近い。手の空いているヤツは対位法的コーラスもこなし、怒気を抜いたニルヴァーナあたりを理想形と想定しつつ、結果論的にはフォークな臭いが立ち込めて不気味(な個性)。中東風音列やハーモニカの援用がハイ落ちの録音状態と相まって、文字通り行詰り感のあるアンダーグラウンドの雰囲気を醸す。