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●バンド系ばんだ系最右翼ともいわれる4人、チェ・ジニの髪型が今回どうなっているかも一部から注目されている、ほぼきっかり1年ぶりの2集。ハネる感じのネタはそのまま放置の上で、このジニ嬢本来のキャラを無視したかのようにサンバ、ボサからロッケンロールまで曲作りの外枠を大幅に拡大(いわゆるソロ歌手にいろんなフォーマットを与えてバリアブルにする選曲手法を、バンド単位で本気アレンジしてしまったというクォリティ)、しっかりこのワクいっぱいに表現力を増幅するジニ嬢でもあるが、このリッチな器用さ(が韓国モダン・ロックの正体といってしまっては身もフタもないが)は構造的にやはりキム・ユナを連想させてしまうものの、バンドの機能性という部分ではチャウリムを若干上回るかも(というかアチラはユナ＞バンドなのがバンド是=バンド・カラーだから比較にはならないが)。{Fly me to the moon}のちょっと象徴主義的なフェイクともいえる(11)なんかもポイント高いです。というわけで、アルバム全曲投球主義ゆえに低年齢層ウケはちょっと心配な部分もあるが、いずれにしても1/2ワクだったのはやや先見の明ありと自画自讃しておきたいところ。つうか、タイコ(パク・チョニ)は優秀かもですかね。