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●自身2枚のアルバムを出しているイ・ハンチョル(慶尚道出身)が、日本に渡って音楽とエンジニアリングを学んだスラッシャー体形のチャン・ギヨンと組んだバンド=Zipper。音盤デビュー前からすでに「Riaaのバック・バンド」という妙な肩書きで知られていたが、アンダーグラウンドからややメジャーまで幅広い人脈を持つハンチョルの人徳もあってか、ソン・ムヒョン、オ・ソクチュンらがDirectorを買って出て、天と地の恵みをほどよく受けた高密度折衷音楽を作り上げた(?) ●人力と気合いはハンチョル、形而上と編集技術担当はギヨン…とロック＆クラブ・ミュージックの沈殿部分をすくい上げた「青汁」のようなサウンド。ウリ曲はややフォークのりを入れた＜ボクが好きな彼女は…＞で市場性を計算しているが、当然これが最も軟派なトラックなのであとは推して知るべし…RiaaもChoでゲスト参加するほか、バンド形態・セッション形態・ミュジック・コンクレート状態と多彩。