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●「悲しき恋歌」(Pop & Orchじゃないほう)でもしっかりノドを披露して一部で評価の高かったヨンさま、改め「ヨム」さまだったのか!?の衝撃の歌手デビュー・アルバム…というとソン・スンホンを思い出させますが、時代は進歩しているため内容的にも大いに期待できるところ。ユン・ヒジュンはあの3554のことで、コーラスとrap双方を担当、その合いの手を縫って蛇行系のメロを歌うヨンさまのテクもかなりの水準。ちとこのままリメイクものを歌ってもサマになりそうな韓国の伝統的クルーナー(…?)系バラーディアーの1人となっている。やはり時代は進歩している!

厳密にチェックを入れるとR&B風(うぉううぉうこそないものの、うふふ…とか)の小技等、どうもガイド(ボーカル・トレーナー)付きくさい=つまりヨンさまが元々こうしたスタイルを持っていたわけではなく、学習したっぽいのではあるが、仮にそうだとしてもその修得力というかエッセンスのおさえ方には才能の煌めきを感じさせ、かつ生来の彼の音色に非常にマッチしているため、通常の歌手盤に混ぜて選曲してもほとんど違和感のない…というかむしろ癒し系として一家をたてられそうなレベルだったりするのである)。