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●ルックス的には明らかに大韓ナガブチですが、声のほうもよく漬け込んである30歳。93年デビュー、爾来作を重ね、前作から23か月ぶりとなるこの4集は、「これが最後のアルバムになると思って気合いを入れて作った」と本人が語る通りの全力投球、ロック・バラードの神髄をきこしめしてやるという意気やよし●実際捨て曲は見当たらず、BANK、緑色地帯のアニキ分的濁声の真価発揮、全般にかなり高圧なサウンドが展開。もちろんバックはナマナマしく、チャン・ヘジンのコーラス、ハン・ウジンのrapも入る。若干レゲエ、若干R&Bなど、巧みに重心をづらしつつ遠心力を増している。●ちと力が入りすぎて支持される曲が分散されるのではないかとの懸念も●果たして、真摯なロック・バラード（ソロ歌手）の完全復権なるか？

[※概ね1997年当時の情報を元に記述]。

　※1997年発売作の2006年レーベル移行再発盤です。

《曲目紹介》