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JISUN / 『人魚、家に帰る』

[some information]

●Loveholic時代がカン・ヒョンミン作品集状態だったのに対し、このソロ・デビュー盤では本人+イ・サンフンのコラボ状態。このサンフンがリマリオでないことは自明だが、元野球選手(バンドWhat!のヒト)かどうかの判断は、韓国野球評論家の方々に委ねたいところ。いずれにしろ、本人の嗜好がほぼストレートに反映された広義のロック作品ではあるのだが、オリジナリティを模索中の前半に対し、特に後半では80年代New Wave(シンセ・ベースが泣かせる!)や、その同時代の日本製女子voバンド(たとえばG-Schmittとか…といっても通じないと思われるが)をマジでチェック済みではないかと思わせる、ミョーに新鮮な四半世紀前の復古サウンドを聴かせてくれる。一方で、韓国で女性がロックをやる場合、懐古趣味を前面に出した瞬間に立ちはだかるキム・ユナ(ヨナじゃなく…)の壁の存在もやはり感じさせ、そのことがポータブルなPastel Music系サウンドなどと比較しても、より硬派(?)なロッカー志向だったことを浮かび上がらせることになる(FLUXUSレーベルでいうと、Whaleくんのボーカルだけを取り出すとロックではないことと対照的に…)。もちろんYoujeenのようなハード・ロックで括れる領域までは踏み込もうとしてはいなが、してみるとカン・ヒョンミンの“フォーク”的なフィルターというのはかなり強力な中和作用があったともいえるし、その分本作での直接的なナマなましさは、OSTなども含め常にキレイにメロを歌い上げるという従前の彼女の印象を逸脱させつつあり、データ上09年で満30歳となる曲がり角のソロ作として、おじさんたちにもオススメであるかもしれない。

《曲目紹介》

01.  Someone Somewhere Someday  
02. 人魚.. 家に帰る  
03. さよなら、心よ  
04. ローラーコースター・ラブ  
05.  Universe  
06.  Windflower  
07. あの人はあなたを愛していない  
08. 会いたい  
09. 地球人  
10.  Phony war  
11. 私たちが分かち合った愛の真実  
12.  L O V E  
13.  Polaris  


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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.  Someone Somewhere Someday  
02. イノ.. チブロ・トラオダ  
03. アンニョン・マウマ  
04. ローラーコースター・ラブ  
05.  Universe  
06.  Windflower  
07. クヌン・ノル・サランハジ・アナ  
08. ポゴ・シポ  
09. チグイン  
10.  Phony war  
11. ウリガ・ナヌン・サランエ・チンシル  
12.  L O V E  
13.  Polaris  

商品コード : CMCC-8390
製造元 : [2009/2/3] MNET
価格 : 2,100円(税込)
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