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TARU / 『R.a.I.n.B.O.W Produced by Sentimental Scenery 』

(歌手)リンク(本人作/参加/曲)
Taru
(vocal)



U (唯)
(vocal: 0104)






[曲目表]
track list
0101
Yesterday 



0102
Miss you 



0103
Love Today 



0104
ああ! 再び 
-
feat. U(唯) 

0105
どうか 



0106
天気、晴れ Misty Blue cover song 



0107
Miss you alternative ver. 



0108
Love Today Sentimental mix 



0109
Yesterday MR 



0110
Love Today MR 



→ カナ(ハングル読み)を表示 Japanese Translations courtesy of (c)Junkei Tsutsui

[参考]
●The Melodyの記録上(Digitalではない)の初出音盤はOST『甘く殺伐とした恋人』(2006年)、Taru個人の記録上の初出はOST『とかげの可愛い嘘』(2006年)となっている。ちなみに本作タイトル曲扱いの(3)は、音盤へのクレジットは記されていないが、ユリちゃんのお茶CMに使用されたもの…とされている。
[some information]

●The Melodyのフロント女子ことタルちゃんは、本来であればThe Melodyのアルバム1集(2007年)所収曲がドラマ『メリー&テグ 恋のから騒ぎ』に採用され、日本のお茶の間でも注目されるところとなる…と書きたいところだが、現実には(やはり)The Melody名義による『コーヒープリンス1号店』の実質的テーマ(MVもアリ)「ラララ、It's Love」により、08年一躍認知されるところとなったいわば音楽界の女=イ・ソンギュン(とほほ)。本作ソロは、実際のところThe Melodyの広角魚眼な音楽性とは異なっており、それも例えばThe Theに対するソロのパク・ヘギョンといった、従前の音楽的イメージの輪郭をより強調した形のソロ・デビューではなく、逆にセルフ・セレクション的に幅を絞ってきた(が、それが本人の素の音楽的志向とも言い切れない)あたりが曲者。手法的にはThe Melodyにおける本人多重コーラスやミニマリスム処理は基本的に避けられており、サウンド的には、フォークからファンク(「ラララ」)、さらには古楽までを網羅するいい意味での大道芸的イメージから、通常のモダン・ロック〜エレクトロニカの範疇に収まりうる振れ幅に収めている。したがって男声とのデュエットである(4)などは相方がAlexに聴こえてきてしまう瞬間もあるわけだが、かといってボサノバ・オリエンテッドに聴こえる声ではないため、女子ソロとしてはヘギョン、ホランといった比較対象よりもハン・ヒジョン(The TheとBlue Dawnで並行して活動)の正体不明性に匹敵するナゾの奥行きを持っている…と書くとホメコトバだが、それだけグループ活動時との落差(絶対値的)も大きいという警句でもある。とはいえ、語尾やファルセットの鼻への抜け方といったテクで、言語によらずJ-POPオリジンであることを実感せしめる(1)(もちろん韓国語詞で本人作詞だが)などは、まさに確信犯的(誤用の意味での)な個人技のキレを感じさせつつ、わざとガール・ポップ的に矮小化するという二律背反ワザとみることも可能で、その意味では同性・同世代への訴求力が実はおそろしく高いかもしれない。その分、中高年の男性リスナーにとってはバロック=エレクロニカにさらにアプレゲール(しくしく)な雰囲気まで備わったThe Melodyのほうがしっくり来るかもしれず、とすればその両面をこなせるTaruちゃんはかなりのオヤジ・キラーなのかも。ちなみに本作の裏方であるSentimental Scenaryは国籍問題を含め一応ナゾということになっているのであるが、大まかにはNew Age系(韓国的視点における)とされているもようで、このへんの中途半端さすべてが見事に昇華されているソロ盤ともいえそうである。

商品コード : PMCD-9059
製造元 : [2008/06/-] PASTEL
価格 : 2,100円(税込)
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