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VA / 『12 MEMORIES OF LOVE』
●PONY CANYON JAPANも責任編集者として加わっているJ-POP女性歌手元ネタを韓国語でカバーした特集…と規定してしまうと大英帝国クラシックである「Jupitor」は日英同盟によって日本のものになったのかというツッコミもありそうなので、まぁ気分的に韓日女子モノ〜超えられるカベ特集としておきましょう。最大の問題はふつうに帝都で生活している日本人でも平均して3曲程度(ホルストとドリカム入れても)しか原曲を知らない…のではないかということで、韓国のみならず日本でも「はじめて聴いた曲」としての評価となりそうなことが懸念されること。5人(NANA嬢はソロ盤なし)のそれぞれのアルバム収録曲と比較して、特別に「名曲」なのかという資本主義の原理が働いた結果のいかんに関わらず、各歌手のコレクターにとってはうれしい企画盤ともいえるが…。ちなみにクラシック・リスナー人口の多い韓国では最も知名度の高いであろう(2)であるが、アレンジは平原綾香ver.と同じイントロなし(もっとも元々イントロはないが)で、キーも同じということで、クレジットには平原版の編曲者名も入れてほしかったところだが、ここにBMKをもってきたのは、平原まこと絡みなのかどうか(つまり汎ジャズ繋がりでありながら、ジャズ語法が使われていない)もなかなか微妙なところである。J-POP原曲の割には録音も比較的コンプに頼ってなく(全面的にではないが)、そのへんは全般にならすとR&B系実力派女子(一部おばさん)を揃えただけあり、一定以上の水準といっていいが、一方でROCK系と目されるMAYAの“こぶし”ワザも勘案すると、結局ここに1曲「演歌系」が混じっていたとしたら、原曲歌手の知名度等に一切関わらずその曲が一番人気になっていたような悪寒がしてしまう…というのが、なかなか両刃の剣的企画だったことを物語っている気がしてしまうのであった。ちなみに残りの1曲はKiroroだったわけだが(しかも「長い間」がなんで「いつもあなたは」になるねん、もう…)、NANA嬢が日本籍とすると、実質1曲しか韓国人カバー曲を当てることができておらず、もはや日本人失格とも、これだけAメロが記憶できなかった曲が並ぶと、フレーズごとの小技でポイントを積み重ねることができるLeedsが最も有利だったかもしれないともいわれるところとなっている。
商品コード : DKCD-0601 |
製造元 : [2006/01/30] Synnara |
価格 : 2,800円(税込) |
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28pt |
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