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韓国映画OST / 『宿命』

●ソン・スンホン、クォン・サンウによる現代の川中島合戦、第3のオトコはなぜかキム・イングォンが前に来ているため、チソンを拝むには成人サイト認証が必要という、ジャケ写(20cm * 26cmという大判な装丁による写真集付き豪華版)通りの肉感派となっている。映画は3/20より公開だが、OSTは3/10発売済みで、5曲目に参加しているsg WANNA BE+のお株を奪う、デザイン・コンセプトに加え、基本的にCJ=M.netオールスターズによる大盤振る舞い編成によるサウンド。キム・ドフンに加えミン・ミョンギが曲提供の柱となっているもようで、ブレイクとアッチェレランドが取り留めもなく繰り返されるという印象の圧迫感(緊張感というよりも)に溢れるトラック揃いとなっている。本編映画でこれらが全部使われているともはや音楽劇、といった様相を呈するので、公開前の予想としては本作は装丁を含めイメージ・アルバム的な色合いが濃いと思われるが、08年の最新男女演歌R&B(チョ・グァヌが含まれているところが高得点)大特集であることには変わりないので、パク・ハンビョルのファンならずとも押さえておきたいところである。意外にも正統派(?)バラードである(5)のsgは、イントロ(つうかプレA)の進行がチョ・グァヌで有名な「花畑にて」まんま…というのはなかなか高度なジョーク・フレーズだが、実は1集再録(およびMusic 2.0の再々録)曲。マスタリングの関係で3秒ほど尺が違うが、ソロの順番が入れ替わっているといったことはない(したがってアーティスト欄は括弧付き表示とした)。つづく(6)のはSEEYA「2集」(9)は同「1集」からの再録。(7)からようやく本編風の弦インストに入り、(8)のM to Mを挟んで(10)以降は歌ものの伴奏版ではない3月上旬現在すでにメイキング(というよりNG集)によるgavy NJのMVが、チョ・グァヌとセットで公開されていることから、装丁は映画、音はトップ演歌(じゃなくてR&B)によるオムニバス…といったさすが大阪生まれのイ・ミョンバク的(…。)実利効果を狙ったOSTといえるかもしれない。結局(1)(2)(3)(4)(8)については2008年の3/8にまとめて書き下ろし曲としての著作権申請されていることが確認できているが、統計的にSEEYAの比重が重いことと、今回の新申請の曲数的にいってもミン・ミョンギが主筆と判断して差し支えないと思われる。

《曲目紹介》

01.  半分の愛 - チョ・グァヌ  
02.  Remember - gavy nj  
03.  胸の中のひと - SEEYA  
04.  時差 SEEYA, - DAVICHI , Black Pearl  
05.  その時までは - sg WANNA BE+  
06.  純愛譜 - SEEYA  
07.  別れ  
08.  一息に - M TO M  
09.  有罪 - SEEYA  
10.  空虚  
11.  寂しい明け方  
12.  傷  


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《曲目紹介》(ハングル[読み])

01.  パンチョク・サラン - チョ・グァヌ  
02.  Remember - gavy nj  
03.  カスムソゲ・ハンサラム - SEEYA  
04.  シチャ SEEYA, - DAVICHI , Black Pearl  
05.  クッテッカジマン - sg WANNA BE+  
06.  スネボ - SEEYA  
07.  イビョル  
08.  ハンスメ - M TO M  
09.  ユジェ - SEEYA  
10.  コンホ  
11.  ウェロウン・セビョク  
12.  サンチョ  


商品コード : CMAC-8047
製造元 : [2008/03/10] M.net Media
価格 : 2,500円(税込)
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