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●Click-Bのルックス面担当だったユ・ホソクが、洋楽的な鎧をまとってソロとして復活!! その名も“エバン・ユー”。2002年の時点では脱退しているので、4年以上のインターバル)。かつて所属事務所的にみれば世代の異なるライバル関係にもあったともいえる、元H.O.T.のTony An社長がプロデュース。トニー自身もコーラスで援護射撃!! 肝心のサウンドのほうは、裏ジャケに白い人2名、黒い人1名が写っていることが暗示するように、北欧等を含む(いわゆる直USではない)洋楽曲群となっている一方、歌詞にはほとんど英語がない、若干お手軽なハイブリッドぶりがいいほうに転んで、Christopher(クリス)だと濃すぎるかなぁ〜といった層にもアピールできる、文字通りの書いてて恥ずかしくなるくらいの「おしゃれ」ポップ路線となっている。Click-B時代の“没個性の個性”(顔はともかく)から考えると、こうした演出の妙はまさに安社長の手腕ともいえ、ピアノ伴奏(しくしく)によるライト・ジャズ風のアレンジ曲では、江戸の敵を長崎で式にかなりの成熟度をみせていたりするし、ニューエイジ風なアプローチまで含め、トニー・アンの若年コピー版に止まらない(もともとHipHop要素はゼロに近いが)渋みの方向性もきっちり打ち出されている。…ホソクは能ある鷹だったのか、それとも鷹匠が凄いのか、今後のさらなる展開も楽しみなソロ・デビュー作だ。なお、カムバック時のステージ展開曲は「Eternal sunshine」と「男でも...どうすることもできない」となっている。